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覚えたいことを覚えていられるか予測する(自問自答)

Canadian Journal of Experimental Psychologyに掲載された研究によると、何かを覚えていられるかどうか?を自問自答するという単純な行為によって、実際に覚えている可能性が1.5倍になるそうです。

これは、例えば、自分がやりたいと思っていること、行動・意図・約束などを思い出す場合に当てはまります。

予測するというのはセルフテストと似ていますが、自分にクイズを出すと言うことは、学習プロセスを加速させるのに非常に効果的だと言われています。

例えば、覚えたい英熟語や英単語を何度も繰り返して読むことにより、海馬や前頭前皮質が刺激されます。 もちろん、その多くは短期記憶としてすぐに忘れてしまいますが、脳はその刺激を何度も受けているうちにそれはやがて海馬で長期記憶に変換され、大脳皮質などに移されます。海馬によるエピソード記憶の形成や索引付けが向上し、後でアクセスしやすくなるのでしょうね。



日常的な出来事や、勉強して覚えた情報は、海馬の中で一度ファイルされて整理整頓され、その後、大脳皮質にためられていくといわれています。 つまり私たちの脳の中で、新しい記憶は、海馬に、古い記憶は、大脳皮質にファイルされているのです。

自分に問いかけ、自分で答える。どんなことに対しても、まずは、本当にそうなんだろうか?と疑問に思うこと。それがたとえ学校の先生が言っていることだとしても、まずはじめに、本当にそうなんだろうか?と問いをおこし、なぜそういうことになるのか?、なぜそういうことをする必要があるのか?、それをやったらどうなるのか?、そのことを言ったのは誰なのか?など、様々な自問自答をし、自分なりの答えを必ず出すことです。

出した答えが正しいのか?どうか?は、後に自分で調べて確かめてみると良いです。このような習慣を身につけることだけで、物忘れを予防することが出来ますので、あることを覚えたい時は、後で覚えていられるかどうかを自問自答するようにしてみましょう。


夏の思い出

25年前にも香川県で全国中学が開催され、1人中央大学と言われた伝説の伊藤徹コーチが浅木剛紀くん達を高松に連れて来られ、当時は、未だTABATA理論と呼ばれて無かったけれど、あの時も既にTABATA理論とやまおく体操を導入し、クレアチンリン酸の早期回復と神経系開拓により彼等を優勝に導くことに成功しました。

今回は、唐渡友唯選手が、高飛込で準優勝と3m飛板飛込で4位入賞を果たしました。飛込み競技は、短時間運動であるため無酸素性運動と勘違いされることがありますが、最大酸素摂取量は、運動強度に比例しますから、100m走であっても非常に高い持久力が求められます。成長期ですので、身体のサイズも変わってくると思われますが、シーズンオフには、その課題も解消しつつ、ナショナルチーム入りを果たせるよう応援していきたいと思います。

また開催県であるため大会運営の傍ら彼女達の指導と厳しい暑さで多忙だった植村佳員先生のご活躍に栄誉を讃えたいと思います。香川 DCは、週明けからジュニアオリンピック出場のため大阪に遠征されます。



伊藤徹コーチの偉業のおかげで、2017愛顔(えがお)つなぐえひめ国体以来バレーボールチームからコンディショニング指導を依頼されて来ましたので、松山市にお邪魔して、そこから大阪入りしたいと思います。




筋肉細胞を1kg増やすと13kcalの代謝が増えると言われています。基礎代謝のうち筋肉が占める割合は、全体の2割程度ですので、増やすと言っても限界もありますし、筋細胞を増やしても栄養豊富な状態で酸素の供給を維持させていなければ、筋肉も痩せてしまいます。筋肉を増やす運動1に対して、酸素を供給する運動を3行なうことが望ましいとされています。

まだまだ残暑厳しいですが、涼しくなり始めましたら、早歩きするための基本的な散歩と日常生活に必要な筋力プラスα(アルファ)の体幹トレを行い、オフシーズンに筋肉量を増やせる身体作りの準備を始めましょう。家庭の都合で遠征に帯同することが出来ませんでしたが、指導している1校は決勝トーナメントに駒を進め、1校は敗退したはずなのに敗者復活戦で決勝トーナメントに駒を進めることが出来ました 驚…



昨夜は、自家製のルーを作り、カレーうどんにしました。チビッコ達が食べ切りますから、夜の繁華街のカレーうどんより美味しいはずです 笑。




激しく運動すると乳酸が貯まり筋肉痛を引き起こすので、どうにかしたいとのご質問…
乳酸はエネルギーとして再利用できますから、疲労物質じゃありません 笑。筋肉痛は望まれない動作により血流の阻害が起こり、ブラジキニンなどの痛みを生み出す刺激物質が生成され筋肉痛として現れます。同じような動作でも血流が良くなると疲れも貯まりにくくなり疲労回復も早まりますから動作様式に工夫を加えてみましょう。このテクニックが元々備わっているのがトップアスリートなのだと思われます。後は、この時期には運動で失われるであろう水分を予め摂取しておくなど、普段から血液が濃くならないよう努力するくらいでしょうか?…



某スイミングスクール生からのご相談でした。あなたの競技特性から筋肉のpHバランスが酸性に傾くのも疲労の原因の1つですから、その解消法もお伝えしておきましょう 笑。


覚えたいことを口に出して言う(暗唱)

以前、Journal of Experimental Psychologyに掲載された研究によると、言葉を口に出して言ったり口を動かすだけでも、その言葉が弁別されるのだそうです。

頭の中に浮かんでいる、他のあらゆる単語と区別され、違うものに変わります。それによって言葉が記憶に残りやすくなります。なかなか他人のお名前が覚えられない人は、その人にお会いした時に、相手のお名前を口に出して話したり、心の中でお名前をお呼びしたりすると、会ったばかりでも、直ぐにお名前を覚えることが出来ます。

暗記学習に音読がおすすめなのは、音読をすることで脳の前頭前野という部位が活性化され、記憶力や判断力がアップするとも言われていますので、導入している学習塾も多いかと思われます。

僕は、暗唱したりするのは、経験上成功して来たこともありますが、脳科学的に関連あるものだと、ずっと思って来たので続けていましたが、どうも違うことが分かり複雑な心境になっています。



脳波とパフォーマンスの関係をご覧になられると、よく分かります。α波は、目覚めた状態でリラックスしていたり、集中している状態の時に、後頭部に著明に現れ、β波は、目覚めている時に通常出ている脳波で、緊張や心配事がある場合にも現れます。θ波はまどろみの時に、δ波は熟睡中や無意識の時に現れます。

暗唱するのを脳の働きから考えてみますと、先ず左脳は、言語脳で言語の処理を中心に行っています。左脳は、右脳よりも強力ですが、その分活動が粗いので、主にβ波を出しているのではないかと思われていました。最近では、音読などの言語的活動を行うと脳が活性化するそうですので、左脳がβ波が出しているとは言い切れないそうで、脳が活性化するということと音読をすると頭が良くなるということは、脳科学的には、関係がないのでは、と言われています。

左脳は、デジタル的な処理をしているので、短期記憶に制約されています。ですから言語処理をするときは、逐語的に少しずつ処理しては忘れていっています。 例えば、小説などの物語を読むとき、数語又は十数語の文字列から次々とイメージを作り、前の文字列はどんどん忘れながら読んでいきます。最後にストーリー全体はわかっているものの、個々の文字列は記憶に残っていません。

右脳は、イメージ脳で、イメージや音楽の処理を行っています。 右脳の処理はアナログ的なので、短期記憶に制約されません。例えば、景色を眺めているとき、その景色の中にある無数の要素がひとまとまりに頭の中に入ってきます。 例えば、雲1つ無い真っ青な空、静かに風が吹いていて、海辺の波打ち際での潮の音が聞こえる。潮の香り、セミの音、夏なんだなぁと、大量のイメージが一瞬にして右脳のイメージとして処理されます。

右脳の処理は静かですので、α波やΘ波を中心とした脳波になっているのだと思われていましたが、覚えた文章を音読しているときは脳が活性化せずにリラックスします。音楽を聴いていると心がリラックスするのはこのためですが、覚えた文章を音読しているとき右脳では、α波やΘ波を出しているとは言い切れないことが分かりました。脳がリラックスするということと音読をすると頭が良くなるということは、脳科学的には、関係がないのでは、と言われています。

記憶術の仕組みは、アナログのイメージはいくらでも記憶に残り、そのアナログのイメージに、覚えにくいデジタルの記憶を結びつけているようなものです。 暗唱は、言語をデジタル的に覚えるものなので、一度で覚えられるのは短期記憶の容量となる7文節ぐらいまでに限られています。30〜50文字なら一度で覚えられますが、これが100字ぐらいになると短期記憶の容量を超えてしまいます。ですが100字の文章であっても何10回と繰り返すと、丸ごと暗唱できるようになりますから、暗唱することをお勧めします。


逆に困ったこと…

赤ん坊は、何かあげてもありがとうとか言わないし、お返しに何かくれたりもしません。それでも周りの大人は、赤ちゃんに何かしてあげたくなる。それは、赤ちゃんが喜ぶ姿、満足気な様子が見たいから。同じく人が喜ぶさまというのは、それだけで周りの人も快感をもたらしますね。



今週末の作り置き惣菜は、ツナときゅうりの素麺サラダ・香味ダレのチキンソテー・南瓜と玉ねぎの煮物・えのきのなめたけ・じゃがいもとピーマンの炒めです。コレで家事負担が少しでも軽減されると良いんですけれど 苦笑。




着々と準備が進んでます…
僕等の歳頃になると気温や気圧の変化に何となく気怠くなったり、元気が出なかったりされているかと思われます。養生とは、より健康な身体になるために日々を心がける過ごし方で変に備える術です。気候や環境の変化、年齢など、様々な変化への調整力を高めていくのが、日々の養生というわけです。東洋医学でも、気・血・水が、全身をスムーズに巡っている状態を健康と捉えています。養生訓の中にも心と身体の巡りを高める生活習慣が具体的に書かれていますが、様々な養生術と、それを手助けする過ごし方のコツを時々ご紹介していきたいと思います…



もう良い歳してアスリートじゃ無いんだから、鍛えるとか扱くとかは、もう終わり 笑。




全色盲にて全く色を識別出来ませんが、色の波長と経験で識別しているみたいです…
子供の頃、写生大会で金賞を何度か頂いた時に美術専門の先生が、特別に指導して下さる話を頂いたのですが、全色盲のことを打ち明けたら、あっさり手を引かれてしまいました 笑。あれは、まぐれだったんだろう⁈と思われたのかも知れませんね。同じものを見ていても、みなさんと感じる部分が異なる事が多々あるのかも知れませんが、いつも厳しかった母親曰く、ある意味、貴方は変態なんだよと言うことです 笑…



逆に困ったこと無かったような 笑。


ストレートネック

はるか遠くに見えた山頂に、数時間後に到達できた時に、改めて人の持つ歩くという機能の素晴らしさを再認識することが出来ます。山歩き・ハイキングの時の歩き方に注目すると、なるべくエネルギーの消耗や筋肉への負担を少なくするため、歩幅を狭く、足の接地時間短くして歩きます。こんな綺麗な光景を目に出来ますから、お散歩も辞められませんね。

背骨は、人にとって大黒柱であり、大切な機能を果たしています。無理して負担をかける生活を強いると、歳を取り、筋肉が、痩せてくると、様々な身体の不調に見舞われるようになります。四つ足歩行が、二足歩行になったという説が、ありますが、もし、それが、本当であれば、背骨と骨盤の働きにも違いが、出て来たと考えられます。



魚の背骨は、全体にほぼ同じ形の椎骨が、重なっていて、全身を波立たせて泳ぐのに適した骨格であることがわかります。丘に上がって地上での暮らしに適応する中で、頚椎や腰椎などの肋骨のない部分が、生じました。肋骨が、ない部分は、よく曲がりますので、首を大きく動かして視野を広げたり、腰を前後に曲げ伸ばしして地面を疾走出来るようになっていったのだと思います。



直立姿勢になったことで、背骨への負担が、増大し、首や腰に負担が、集中したと 考えられます。コレが、首コリや腰痛の原因だと考える説もあります。四つ足歩行 だった頃の背骨は、梁のように胴体を横に貫き、内臓が、ぶら下がっていましたが、 直立姿勢になることで、背骨が柱となり、 内臓の重さを支えるために、骨盤が、ボール状になったのではとまで言われています。このような進化に関しても、脳・脊椎 の制御や抑制によって何らかの作用をきたし、神経筋制御に沿って退化や進化を 遂げてきたのでは?と考えられるところもあります。



ゲンコツを握って肘を曲げて力を入れると力こぶが出ます。この力こぶは肘の下から肩甲骨まで繋がっている上腕二頭筋と言う筋肉です。オンライン勤務になり、デスクワークの時間が増えたかと思われますが、肘を曲げて作業し続けていると、上腕二頭筋が短く縮こまり固まってしまいます。

つまり、上腕二頭筋が繋がっている肘と肩甲骨の距離が短くなり、肩甲骨が下に引っ張られたりして、肩こりや首の痛みの原因になることもあります。姿勢の特徴は、肩が前方下方に引っ張られ、首が前に出てあごが上がっていると思います。医療機関でレントゲン撮影されると、この姿勢はストレートネックですねと言われるかも知れません。



この姿勢が長くなると、首の筋肉は緊張し痛み等を発生させます。

上腕二頭筋が土方筋のように硬くなることが、首の痛みの始まりでもあります。首には元々そんなに筋肉がありませんし、筋肉の長さや腱の緊張を感知している筋紡錘や腱紡錘も少ないので、脊髄を介して感覚ニューロンで小脳と大脳皮質に繊細に伝えることが出来ませんから、ストレートネックは改善しないばかりか、首や肩のコリ痛みも解消され難い状態になります。

上腕二頭筋が動きを制限しているかどうかで。筋肉が硬くなっているかどうかが分かります。チェックする方法は、直接上腕二頭筋を押すのも良いですが、やまおく体操のコロコロ体操でチェックすると、他のどの部分にまで影響しているか?観察することも出来ます。

筋肉はバネのようなものですから、正常の筋肉であれば押しても痛くありませんし、コロコロ体操も軽やかに出来るはずです。また体幹の捻り動作もスムーズになりますから、腰だけでなく股関節・膝・足首まで動きが滑らかになるはずです。


コロコロ体操A・コロコロ体操B



コロコロ体操Aは、腹直筋と腹斜筋を効率的に刺激出来るトレーニングです。また、初心者の方で、体幹トレーニングや、腹筋が、難しくてどうしても出来ない場合のトレーニング方としても採用されています。細マッチョ腹筋を目指しましょう。

コロコロ体操Aとは、腹直筋と腹斜筋を鍛えるためのトレーニングですが、腸腰筋への負担が、少ないため、腰痛等、故障に悩まされた方にも効果的です。また、お腹のたるみを解消し、くびれを作利、バランスをとらなくてはいけないため体幹部を鍛えるのに効果的です。

肘引き体操



肩を覆う筋肉(三角筋)は、上半身の中で、比較的体積の大きい部位です。三角筋は、前部・中部・後部に分けられ、全て肩関節を動かすのに異なる機能を持っています。

肘引き体操では、前部・中部・後部の全ての部分を鍛えられます。肩関節周辺の可動域を広げ、日常生活だけでなく、あらゆるスポーツにもお役に立てます。目線より上に、腕をあげることが、少ない一般の方には、三角筋を鍛えることで、なで肩等も解消されますので、衣装を着られても、姿勢良く、健康的に見えます。

腕上げ体操
腕上げ体操は、大胸筋に効果のある種目です。一般的な大胸筋トレーニングが、横方向に収縮刺激を加えるのに対し、この種目は、縦方向に刺激を入れることのできる数少ない種目です。刺激に変化をつけたい大胸筋の発達停滞期などにメニューに組み込まれることも多い体操種目です。



腕上げ体操は、大胸筋の拮抗筋である背中の筋肉・広背筋にも効果の高いトレーニングです。特に、ぶら下がり運動等以外での自宅背筋トレーニングでは、鍛えにくい広背筋側部にも効果がありますので、プチ逆三角形体型を目指す愛好家にとっても、重宝する種目として知られています。

この3つの体操を3〜5周行ってみましょう。

テレビでお馴染みの「肩こり解消」でご紹介したやまおく体操をした後に、「コロコロ体操」をやってみて下さい。動作が軽やかに出来るようになるはずです。


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