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筋肉の収縮・弛緩・伸張に必要な栄養素

ミネラル(無機質)は、ビタミンと同様に食事から摂取しなくてはならない栄養素です。

骨や歯の形成、筋肉や神経の機能の維持、酵素の働きを円滑にするなど、微量ながらさまざまな役割を持ち、生命維持にはなくてはならないものです。



ナトリウムとカリウムは、それぞれ細胞の外と内に存在して、最適な水分バランスを保っています。

このバランスが保たれていることで筋肉への神経伝達、物質代謝がスムーズになります。

この時期の発汗などによって、これらが損失すると、筋肉の痙攣などを引き起こします。

カリウムは、生野菜、果物に多く含まれますので、朝食は、新鮮な旬のお野菜とフルーツをたっぷり頂きましょう。

ナトリウムは、通常の食事で不足することはまずありませんが、大量に汗をかいたときは、気をつけましょう。


大丈夫?!夏直前の健康チェックしてみよう!

ジメジメした気候を通り過ぎでスッキリするはずの夏ですが、実際、夏になるとなんだかダルい…なんとなく食欲がない、なんとなく動きたくない、フラフラするなど一度は、誰もが経験したことがあると思います。夏の暑さに負けて、痩せて喜ぶ方もいらっしゃいますが、鍛えていても年々減り続ける筋量を、毎年冬場に鍛えるために、夏に健康・美容が崩れてしまうと、回復するのに時間がかかってしまいます。



夏は、筋肉や神経に対して、一番負担の少ないシーズンですが、環境が便利になったここ最近では、ついつい流されてしまう行動や環境があります。これらが重なり合って意識しなくても不調につながっていることが多いことから、まずは自分の生活を振り返って、楽しく過ごせるキーワードを見つけてみましょう。

【自己チェック!】
 □ 普段から低血圧・貧血気味
 □ 冷たい飲み物や食べ物をよく摂る
 □ 氷が大好き
 □ 普段からよくたばこを吸う
 □ 湿気や暑さが元々ニガテ
 □ 一日の半分以上クーラーの効いた場所にいる
 □ 外出する時、帽子や日傘はほとんど利用しない
 □ 暑いので入浴はシャワーで済ますことが多い
 □ 下着は暑いから着ない
 □ 寝る時、常にクーラーをつけてしまう

ひとつだけではなく、チェックが2つ、3つ、4つ…と数が増えていく程、快適夏ライフから程遠くなってしまいます。


ビタミンの過剰摂取の疑い

各種ビタミンは、カラダの調子を整える役目があります。ビタミンだけ摂取しても、直接パフォーマンスを向上させるわけではありません。たんぱく質、糖質などとともに摂取することで初めてビタミンとしての働きができるのです。

おトイレで用を足す際に、あれ?黄色…と思い当たる節もあったことでしょうが、水溶性ビタミンは、一度にたくさん摂り過ぎても尿中に排泄されてしまいます。

サプリや薬品でビタミンB群であるビタミンB2・ビタミンB6・ナイアシン・葉酸は、サプリ・薬品で摂取するときは、取れるレベルの過剰な分量を摂取し続けると一部の水溶性ビタミンは、カラダに害をもたらすこともありますが、過剰に摂取しても効果に違いが見られることもありませんし、一般の食品からこれらを過剰なほど摂取するのは、まず不可能ですので、問題ありません。



ちなみに過剰摂取で心配される症状
 ・ビタミンB2…しびれや痒みが出ることがあります。
 
 ・ビタミンB6…1日200~500mgの過剰摂取を続けた場合、手足のしびれや痛みなどの神経障害や感覚障害、腎臓結石ができる可能性があります。

 ・ナイアシン…一時的な皮膚の炎症、全身の痒みや顔面紅潮、ヒリヒリとした痛みが出る場合があります。過剰症がさらに進むと嘔気、嘔吐、便秘、下痢の症状や肝機能障害、劇症肝炎を起こす危険性も。

 ・葉酸…発熱、じんましん、神経障害などの症状が起こり、さらに摂取量の過剰な状態が続くと亜鉛の吸収が悪くなり、味覚障害などが出現する可能性があります。

また、アスリートは、ドーピング検査に引っ掛かる薬品が多く含まれているので、服用には、医師などの専門家に相談されると良いと思います。


マラソンランナー・トライアスリートのためのスペシャルドリンク

水分は、体重の60%程度を占めます。栄養素・老廃物の運搬、消化液・ホルモンの分泌、浸透圧の調節、体温の保持調節などさまざまな働きがあります。

エネルギーの補充もかねて糖質などを加えて摂取するときは、濃度を2~6%程度が良いとされています。それは、濃度が高いと水分吸収が阻害されてしまうからです。


昔は、オレンジジュース・紅茶・コーヒー・炭酸抜きのコーラ等、普段飲み慣れている飲料を更にアレンジしたものが多かったようですが、スポーツドリンクの研究・開発が進み、多くの選手がスポーツドリンクを使用しています。中には、いくつかの市販のスポーツドリンクを混ぜ合わせてオリジナルドリンクを作成している選手もいます。

レース序盤は、脱水を予防するために身体への吸収の良いもの、糖をあまり含まず電解質がバランスよく入ったドリンクを飲むようにし、レース後半になればなるほど、エネルギーを生産しやすいように糖質の濃度が高くなるようにドリンクを調整すると良いでしょう。

5℃~15℃程度が吸収に良い最適温度と言われています。冷た過ぎるとカラダに負担がかかる?との考えがありましたが、間違えですね。


疲労のメカニズム

疲労とは、リン酸の上昇…

カラダの中では、クレアチンリン酸の低下とリン酸の上昇が起こっています。リン酸が上昇するとカルシウムの働きが悪くなり、筋収縮も上手くいかなくなります。また、カリウムとナトリウムのバランスが崩れ、神経伝達も悪くなります。

未だに乳酸が貯まって疲労した…と言われている方もいらっしゃいますが、乳酸は、あくまで糖が分解する過程で生じた副産物であり、またエネルギー源にもなる物質です。



疲労は、脳との関わりにも影響しています。疲れたと感じる度に、とてもがさつになっていることに気づかされます。お皿を落としてしまう、膝をデスクにぶつける、ドアを開くとき自分の顔にぶつけそうになることが何度もあります。

このがさつ…というところが、脳との関わりの1つ。ここまでわかりやすい形でないにしても、疲労は、他にもさまざまな形で影響を及ぼしています。

クレアチンリン酸が低下するという考えに、クレアチンリン酸を補充するためのサプリメントがありますが、低下してもカラダの中にあって、無くなってしまた訳ではなく、また再合成されるので、わざわざ外から入れなくても良いと思います。


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