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朝食を取る

朝食欲が無い方が多く、小腹が空いた位の食事を朝行う方が多いかと思います。

朝食を取るのと取らないのとでは、朝食を取って時の方が頭の働きが良くなります。脳の栄養は、ブドウ糖です。ブドウ糖が吸収されると脳が活性化されます。脳が活性化されるとさらに活発に動けるように体温も上がります。

全身には、約60兆個の細胞があり、細胞1つ1つに時計遺伝子が組み込まれています。脳には、主時計。全身には、末梢時計があります。朝食を取ると胃が動き出し、末梢時計がリセットされ、1日のスタートがスッキリ切れるようになります。



ヒトの体温・血圧・循環器・免疫・新陳代謝などには、1日のリズムがあります。このリズムは、体内時計に沿って動いています。ヒトのカラダのリズムは、体内時計から大きな影響を受けています。

午前5〜7時(卯の刻):日の出の時間は、大腸の時間。便を排泄することにより、カラダから毒素を出し、カラダを清浄に保つ。

午前7時〜9時(辰の刻):食事の時間は、胃の時間。食物の消化がもっとも活発になるため、この時間帯に食事をすると十分な栄養を吸収することが出来る。

午前9時〜11時(巳の刻):脾の刻は、消化・吸収・排泄の全てをコントロールして血を生み出す源である脾の働きが活発になる時間。栄養素やエネルギー、血液を全身に巡らせる。

日本での1日3食の習慣は、江戸時代中頃からと言われていて、それまでは、朝7時〜9時と午後3時〜5時の朝夕2食だったそうです。

朝食を取ると脳にブドウ糖を与えて活発にしてくれ、朝食の時間が血液の原料を消化・吸収し、血を作る胃腸の力を120%引き出してくれます。自然に備わったリズムである体内時計に基づいて食事や睡眠を取ると、1日をスムーズに過ごすことが出来ますので、血をしっかり作るために朝食を取りましょう。


睡眠と糖尿

不眠・いびき・睡眠時無呼吸等の睡眠障害の症状についての問診、血液検査によるインスリン・血糖値の調査程度で、さほど難しい方法では、ありませんが、Ⅱ型糖尿病患者40名と糖尿病ではない531名対象に、睡眠の質・血糖値・糖尿病コントロールに関わる評価を比較した研究があります。

その結果、糖尿病で睡眠の質が低下している患者では、睡眠が正常な患者に比べ、朝食前の血糖値が23%高く、空腹時インスリン値も48%高かった。また、糖尿病患者の中でも、睡眠の質が低下している人では正常な人に比べ、インスリン抵抗性が82%高くなっていることが分かったのだそうです。



睡眠障害によって高血糖が引き起こされ糖尿病を発症するのか?、高血糖が睡眠障害を引き起こすのか?、あるいは他の要因がからんでいるかはよく分かっていませんが、糖尿病の方で睡眠の質の低下は、血糖コントロールの悪化に関連していると言えます。

糖尿病を発症した患者で、睡眠時無呼吸や不眠などがある方は、睡眠を改善する治療を行うことが、糖尿病の治療に良好な影響をもたらす可能性がありますね。

慢性の睡眠障害やインスリン抵抗性の治療は、良好な血糖コントロールにもつながり、Ⅱ型糖尿病のある患者のQOLの向上にもつながります。

お客さまの睡眠の質にも注意を払いながら、運動・食事・睡眠・生活の指導が出来ると良いですね。


満腹より小腹が空いた程度で眠る

日本人は、子供の頃からの習慣か、お腹が空いていなくても時間が来たら食事を摂っていると思いますが、本当の意味での空腹を感じていますか?

空腹と空腹感は、意味が異なります。空腹は、実際にお腹ぎ空っぽの状態です。空腹感は、お腹に食べ物が残った状態であるのに関わらず、お腹が空っぽの感じがしているだけです。あなたの場合は、空腹でしょうか?空腹感でしょうか?

胃は、食べ物が入ると、グッと収縮して消化します。食事した後、90分位で胃が空っぽになります。すると食べ物を消化している時よりもずっと強く収縮します。この時の収縮力は、非常に強力でその刺激は、小腸まで連続的に伝わります。この連続的な胃の収縮は、空腹が続くと、90分おきに15〜30回ほど繰り返されます。



胃がこのように連続的な収縮を繰り返すのは、胃腸を掃除するためです。強い収縮を繰り返すことで、胃腸にある食べ物の残りカスや古い粘膜を剥ぎ取り、胃腸をキレイにしてくれます。お腹がグ〜と鳴るのは、そのためです。

もし、胃腸が掃除中の時間に食事をすると、食べ物のカスが残り、腸壁が汚れ、胃腸の働きが低下し、消化力が弱まります。お腹の中の温度は、37℃。もし食べ物のカスが残っていたら、腐ってしまうかも知れませんね。そうなるとさらに胃腸は、働きたくなくなり、消化不良や胃もたれ、胸焼けを起こすかも知れません。

毎日食べた物を一生懸命働いて消化し、大切な血液の源を作ってくれている胃腸にとっての休養時間は、夜眠っている時間となります。もし睡眠時間が8時間の方は、90分ごとの胃腸の掃除時間が5回も訪れます。つまり、最大150回もの強い収縮による大掃除が行えます。

胃腸の掃除が出来るようにするためには、夕食を控えめにして、満腹より小腹が空いた位で眠りましょう。朝食欲がなかったりするのは、食べ過ぎている傾向があります。

小腹が空いた状態で眠ると善玉ホルモンのアディポネクチンの分泌が盛んとなり、シワが薄くなり、肌もツヤツヤとハリが出てきます。カラダの活性化のためにも、満腹より小腹が空いた程度で眠りましょう。


睡眠と血管

睡眠の質が低いとインスリンの働きが低下し、糖尿病を発症しやすくなることが挙げられます。糖尿病は、血管の老化を進め、網膜の血管から冠動脈まで、太さに関わらず悪影響を及ぼします。

就寝中は、副交感神経の働きが優位になり、心臓の活動が抑えられると共に血圧も下がりますが、睡眠の質が低いと交感神経優位の状態が夜になっても続くことから、血圧が高いままの状態が続きます。

本来は、カラダを休めて血圧も下がるはずの時間帯でも血圧が高いままなので、血管への負担は当然増えてしまいます。



2006年アメリカ・コロンビア大にの発表によると、睡眠時間が5時間より短い人は7~8時間睡眠の人よりも高血圧になるリスクが2倍になると報告しています。

また、睡眠時間5時間未満のヒトは、肥満気味で糖尿病やうつ病を発症するヒトも多いこともわかっています。

睡眠の質が低いと血管をしなやかにする物質エストロゲンの分泌も少なくなる傾向があります。中には、通常の半分にまで減少してしまうこともあるそうですので、動脈を硬くしてしまわないように気を付けないといけませんね。


血を作る体質改善法

血流を良くしてカラダの土台を作るのは、血が作れないから血が足りず、血が足りないから血が流れないのです。血が作れない…・血が足りない…・血が流れない…の原因を1つ1つ解決していく事で解消されます。

最初の1週間は、食生活を改善する事で血が作れるようになる方法を集中的に行い、胃腸を丈夫にしましょう。

生まれ持った体質もあると思いますが、1日のリズム、つまり生活習慣によって体質が作られています。だからと言って早寝早起きを強要したり、料理そのものを変えることも難しいと思います。



ただ闇雲かな生活習慣を変えるのではなく、外してはいけないポイントや、押さえておくだけでみるみる変わるところもありますので、まずは、知っておいて欲しいと思います。

ヒトのカラダは、食べたもののみで作られています。血液も血流も、あなたのコレまでの食生活が作り上げてきました。何より大切な食事を改善することによって、不調を吹き飛ばして行きましょう。最初の1週間は、食生活を改善する事で血が作れるようになる方法を集中的に行い、胃腸を丈夫にすることです。

胃腸を元気にして、その結果どんどん血が作れるようになるためのポイントをしばらくの間、ブログに記します。いつも他の方に向けられているあなたの優しさを、少しだけで良いので、自分にも向けてあげてください。


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