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ジメっとした気候時の体調管理について

雨降りの多い時期や湿度の高めの時期は気圧の低いことが多く、副交感神経が優位になりやすくなります。身体が常にリラックスモードになってしまい、怠さや眠気を感じてしまいます。 また、活動量が普段より減ってしまうため、血の巡りも悪くなりやすく、肩こりや冷えなどの症状も起こります。雨には化学物質やウイルスなども含まれるため、あまり当たり過ぎるのも良くありません。屋外での運動よりも屋内での運動を短時間で頻度良く実施するようにしましょう。自律神経系をコントロールして肩こりや冷えなどの症状を予防しましょう。



環境・生活習慣の対策(湿気を避ける)
エアコンの除湿機能・除湿機・サーキュレーターを活用し部屋の湿度を下げたり湿気をため込まないように工夫してみましょう。シャワーだけでなく、ぬるめのお湯に浸かることで、しっかり汗をかき、体内の水分代謝を促しましょう。自律神経のバランスを整え体内時計をリセットするため、朝起きたら朝日を浴びましょう。低気圧による頭痛には、耳を引っ張ったり回したり耳のマッサージで温め耳周りの血行を良くするのも良いでしょう。



食事の対策(水はけを良くする)
体内にも湿気がたまるため、利尿作用(余分な水分を排出する)がある食材を取り入れるのが効果的です。 トマト、きゅうり、ナス、冬瓜、ズッキーニなどの夏野菜、豆類・穀物:緑豆、小豆、はと麦、枝豆(そら豆)、生姜、ネギ、ニンニク、にら、シソ(体内の水分代謝を促進し、胃腸の働きを助ける)、ひじき、昆布、ワカメ。冷たい飲み物・食べ物の摂りすぎは胃腸を冷やし、さらなる不調(むくみ、だるさ)の原因になるため、温かい飲み物(白湯など)やハーブティー、コーン茶を意識的に摂ると良いでしょう。



注意すべき症状と対策
湿度が高いと熱中症リスクが高まるため、室内でもこまめな水分補給(常温の水やお茶)が必要です。低気圧になると自律神経が乱れやすいため、無理をせず、質の高い睡眠を心がけましょう。とにかく湿度を下げ、体の中の余分な水分を排出(汗・尿)することが、ジメジメした時期を快適に過ごすポイントです。



おすすめの運動・対策
湿気が高い時は体温が急上昇しやすいため、無理をしないことが大切です。 踏み台昇降、スクワット、もも上げ運動、エア縄跳び、フラフープなど、室内で出来る有酸素性運動がお勧めです。適度な運動で汗をかくと、水分代謝が良くなり、体内の湿気対策にもなります。体操は、自律神経の安定と血行促進にも効果的です。起床後すぐの散歩や早歩きは自律神経を整えるのにおすすめです。

自律神経系をコントロールして肩こりや冷えなどの症状を予防しよう!


環境が良過ぎに気をつける…

環境が良過ぎる(快適ぎる)ことが、かえって体調不良の原因になることはあります。これは、寒暖差疲労や自律神経の乱れが主な原因。1時間に1回は立ち上がり体操をするなどして意図的に身体を動かし血流を改善しましょう。ぬるま湯(39~40℃)に15~30分つかるなど適度な不快で自律神経の切り替え(副交感神経を働かせる)を促しましょう。屋内が寒過ぎる場合は、羽織り物で調節し自律神経の負担を軽減しましょう。窓を開けて換気したり、外の空気を吸いに散歩へ出たりすることで、感覚の過敏さをリセットしましょう。



環境が良すぎることで逆に体調を崩す主な原因とは
空調で温度が一定過ぎたり、または屋外と屋内の寒暖差が激しい環境は、体温を調整する自律神経を過剰に働かせ、疲労やだるさ、頭痛など寒暖差疲労を引き起こします。快適過ぎる環境は身体活動の低下を招き、座る時間を増やし、筋肉量の低下や血流悪化を招き、慢性的な全身倦怠感に繋がります。快適な空間でも、空調の風や微細な音、光などの刺激が過剰に感じられ、脳が過活動を起こして疲れが取れにくくなることがあります。常に快適な環境(コンフォートゾーン)にいると、逆にストレス耐性が低下し、少しの環境変化で不調を感じやすくなるとも言われています。



体調不良を解消する適度な健康法
運動は自律神経を整え、免疫力を高める最も有効な手段です。 10~20分程度でも、外の空気を吸いながら歩いたり早歩きをすると自律神経が刺激されます。体操で筋肉の緊張をほぐし、血液循環を良くすることで、身体のだるさや自律神経の乱れを解消します。たまに短時間の少し負荷がかかる運動は免疫機能を高めます。環境が良過ぎて動かない生活が続くと、筋肉の萎縮や骨の低下が早まる可能性もあるため、快適な中にも意識的な活動を取り入れるのが重要です。



自律神経系をコントロールして寝違え等のアクシデント予防に役立てよう…


運動が頭に良い証…

運動をすると頭が良くなると言われて来ましたが、運動することによって血流が良くなり、恐らく脳にも良いだろうと言うぐらいで、実際のことは、良く分かりませんでした。

運動によって骨格筋で増加したミトコンドリアが、血小板を介して脳へ運ばれ、脳の神経細胞やグリア細胞を保護する筋肉・脳・血小板連関とも呼ぶべき新しい生体防御機構が、2026年1月順天堂大研究班によって解明されました。この研究は、運動が脳に良い影響を与えるメカニズムの重要な部分を明らかにしたもので、脳梗塞の予防や治療、認知症の新たなアプローチとして期待されています。 



運動によるミトコンドリアの脳移行メカニズム 
お散歩や早歩きなどの有酸素性運動を行うことで、筋細胞内でエネルギーを生み出すミトコンドリアの数が増加・若返り、血液中の血小板に取り込まれます。脳の虚血・損傷領域へ血小板によってミトコンドリアが運ばれ、脳梗塞や白質障害(神経保護・修復)から守ってくれます。 



運動の効果とメリット 
脳梗塞の被害を軽減し、神経やグリア細胞の損傷を抑えることが、マウス実験にて証明されました。運動により脳の海馬などが鍛えられ、認知機能の向上が期待できます。運動でミトコンドリアの質が向上し、持続力や心肺機能の改善を通じて、生活の質(QOL)を高めます。 



実践的な運動の目安 
安静時の3.0〜4.5倍のお散歩・早歩きや体操を持続的に行うことでミトコンドリアの生成と脳の保護に役立ちます。 従来の運動の直接的な効果(血流増加、成長因子の分泌)に加え、筋肉が物質を運ぶ源となり、脳のエネルギー代謝までサポートするという効果が期待出来ます。



運動することも、ご飯を食べるのと同じくらい大切だということが分かりましたが、運動ばかりしていて大成することはありませんのでご注意を…。


寒暖差アレルギーを予防する

先日配信させて頂いた寒暖差アレルギー予防に役立てるトレーニング、沢山のご感想をありがとうございました。
脳疲労とは、ストレスや情報過多により脳の情報処理能力が限界を超え、機能低下を起こす状態。現代のデジタル社会で特に多く、寝ても取れない疲労感、集中力低下、思考停止、イライラ、頭がボーっとする等の症状が特徴。放置すると自律神経失調症やうつ病につながる恐れがあり、適切な休息と意識的なデジタルデトックスが必要です。

寒暖差アレルギー(血管運動性鼻炎)は、7℃以上の気温差によって自律神経が乱れ、鼻粘膜の血管が収縮・拡張を繰り返すことで鼻水や鼻づまりを引き起こす症状です。これは脳(自律神経)の疲労と密接に関連しており、適切な運動やケアによって自律神経のバランスを整えることで改善が期待できます。



寒暖差アレルギーと脳(自律神経)の関係
急激な気温差に対応するため、体温調節を司る脳の視床下部(自律神経)が過剰に働き、いわば自律神経のオーバーワークとなり疲弊します。自律神経の乱れは、鼻炎症状だけでなく、倦怠感、頭痛、めまい、不眠、気分の落ち込み(脳疲労)を引き起こします。寒暖差は血管の急激な収縮・拡張を誘発し、脳の血管に負担をかけ、血管収縮性の頭痛(片頭痛や筋緊張型頭痛)を招くことがあります。



寒暖差アレルギーに効果的な運動
自律神経を安定させるために、心拍数100〜120拍/分程度の低中強度の有酸素性運動が効果的です。 寒暖差の激しい時期には、自律神経を整えるためにお散歩や早歩き程度の運動が最も推奨される運動です。身体の巡りを良くするため、体操やリセットバイクでの運動も良いとされていて、寒暖差に強い自律神経のトレーニングを行い、体温調節機能を回復させていきます。



脳と身体を守るための対策
首筋や肩を温め、血管の急な収縮を防ぐことで、身体を冷やさず頭痛等を予防します。コロナ渦に知ったことですが、外出時にマスクをすることで、鼻の粘膜に冷たい空気が直接触れず体温を奪われるのも防ぎ、湿度も保たれるため有効です。ぬるめのお湯にゆっくり浸かることで、全身の血行を改善し、自律神経の乱れを整えます。 寒暖差アレルギーは慢性的な鼻炎症状により睡眠の質を下げ、脳疲労を深刻化させることがあるため、上記のような運動や生活習慣の改善が重要です。


寒暖差アレルギー予防に役立てるプログラム


継続的なトレーニングで美肌も造る

先日配信させて頂いた美肌トレーニング、沢山のご感想をありがとうございました。中には、先生のお肌が綺麗なので信用していますよと伝えられ、何だか恥ずかしく嬉しくなりました。30数年前に私が考案した「やまおく体操」は、反射を伴う動作をリズミカルに繰り返すことで脳(大脳皮質)を程良く刺激し、筋肉の伸び縮みを円滑にさせています。また複数の体操を組み合わせることで、みなさんが訴えられる不調や悩みの箇所を解消出来るものともなっております。

肌も筋肉と同じく脳につながっておりますので、脳の働きを正してあげると美肌造りにも繋がる訳です。これらは、ヒトが元々持ち得た機能を応用させ、長年の研究と実践を通じて経験的に知り得たものですから、それだけでは行けません。学生を卒業後も必要とあれば多くの研究論文も読ませて頂いております。

先日、興味ある文献を見つけました。2023年6月23日立命館大学スポーツ健康科学部の藤田聡教授らの研究チームが、ポーラ化成工業株式会社との共同研究において、 有酸素性運動と筋力トレーニングの両方が皮膚の弾力性と真皮構造を改善させること、特に筋力トレーニングは真皮の厚みを増加させ、若々しい外見に貢献する可能性があることを世界で初めて明らかにされたのだそうです。

皮膚は主に表皮層・真皮層・皮下組織の3つの層で構成されている臓器です。日本人(成人)の平均でおよそ1.6㎡(畳1枚分)となり、体重の約15%を占めています。皮膚の弾力に影響する成分は、コラーゲン(膠原繊維)・エラスチン(弾性繊維)・ヒアルロン酸(基質)です。皮膚を層別に考えると、表皮の下部に存在する真皮が皮膚の弾力に大きく影響しています。



真皮は表皮の15~40倍の厚さがあり、乳頭層、乳頭下層、網状層の3層構造をしています。そのうち、網状層は線維成分が密な結合組織であり、弾力の源となっています。

真皮を構成する成分は、線維性組織を形成する間質成分と細胞成分の2つに分類されますが、主成分である間質成分は、大部分がコラーゲン(膠原繊維)から構成されており、その他にエラスチン(弾性繊維)・ヒアルロン酸(基質)などであり、これらをまとめて細胞外基質(細胞外マトリックス)と呼んでいます。また細胞成分は、線維芽細胞・マクロファージ・肥満細胞・血管・神経などです。



有酸素性運動と筋力トレーニングは、どちらも皮膚老化の指標である皮膚弾力性と真皮構造を改善し、その機序として運動による血中成分の変化が皮膚の重要な層である真皮の細胞外基質(ECM)を増加させます。筋力トレーニングにより血中炎症性ケモカイン(CCL28 とCXCL4)が減り、 その影響で真皮のECM の一種バイグリカンが増えるため、加齢により薄くなっていく真皮の厚みも改善しています。

これまで運動は脳や筋肉の老化に対してアンチエイジング効果を示しますが、皮膚に対してどのような効果をするかについてはよく分かっていなかったのに、とても凄いことです。

運動が健康だけでなく美肌にとっても良い作用があることが科学的に示されたことで、これまで運動にご縁のなかった方々までもが運動を始めるきっかけや継続するモチベーションとして役立つことでしょう。


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