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予測姿勢調整能

運動神経の良し悪しが、必要なのは、スポーツや楽器演奏といった高度なスキルが求められる場面ばかりではありません。グラつかづに立ったり、初めの一歩を歩みだして、まっすぐ歩くといった何気ない動きの背後にも、小脳と大脳皮質との連携プレーが、活躍しています。

姿勢維持で、大切な機能の1つに、予測的姿勢調節があります。例えば、机に置いたペットボトルを右手で取って、立ったまま飲む動作について考えてみて下さい。片腕の重さは、約4〜5kg。右腕を前に差し出すだけでも重心の位置は、前になるはずです。



ペットボトルを持つと、更に重心が前に振られます。それでも倒れないのは、腕を伸ばす前に、重心が前へ移動しても平気なように体幹や下半身の筋肉を適度に制御・抑制するからです。これが予測姿勢調節であり、その一連の命令も小脳が深く関わっています。

スポーツでは、ペットボトルを手で取るよりも、遥かに複雑な動作を組み合わせていますので、予測姿勢調節は、一層重要になります。フィードフォワード(予測制御)では、ボールを投げたり、打ったり、蹴ったりする動作の中では、手足が、力を発揮する直前に、体幹が、ガチッと安定します。

これが、フィードフォワード(予測制御)の典型的な例です。体幹が安定してから、手足等への末端へ、鞭をしならせるように、力(パワー:筋力×スピード)を伝えています。


やまおく体操 30日エクササイズ 4. 肩 肩入れ体操

肩入れ体操は、股関節と肩甲骨の稼働域を広げ、身体の柔軟性、及び、筋肉の弾力性を高めるためのトレーニングです。

運動不足や椅子に座ったままなどの生活習慣によって、股関節の動きが、硬くなってしまいます。股関節は、インナーマッスルの大腰筋・内もも・お尻など、たくさんの筋肉や骨格と連動していて、横隔膜にまで関係しています。



股関節が硬くなったままだと、背骨や骨盤の歪みの原因にもなり、腰痛・むくみ・全身の疲労感など様々な身体の不調を引き起こします。



早歩きのススメ ⅩⅨ

Q &A(他にもあれば、お願いします)

どのくらいのペースで早歩きをすれば良いですか?…会話出来るペース
体重1kg当たり1分間に摂取する酸素の量を最大酸素摂取量と言います。

最大酸素摂取量が得られるのは、
1500m走などの5分程度で疲労困憊に至るような運動の時の強度になりますが、
この強度を100%強度とします。

その〜60%程度までの運動強度で、脂肪が効率的にエネルギーとして使われています。

早歩きの運動強度は、〜60%。まさに脂肪燃焼ゾーンに当てはまります。

歩くより動員される筋肉量も多いので、たくさんのエネルギー消費が見込めます。

ジョギングと違って長時間続けられることから、総エネルギー消費量も早歩きの方が、勝ることになります。



頻度は、どのくらい?…週3〜4回
3~6メッツ以上の中高強度運動を週250分以上行うと、効果的な運動量と言うことになります。

ちなみに、時速4km程度のウォーキングは、3メッツ、時速7km程度のウォーキングは、6メッツです。

肝臓などにたまった脂肪は遊離脂肪酸として放出され、運動のための直接的なエネルギー源となります。

1週間に250分以上、1日に換算して30分以上の運動を続けると、肝臓にたまった脂肪が減りやすくなります。

1週間に250分となると、週3回の方で、1回83分、週4回の方で1回62分になります。

1ヶ月も継続するとカラダは、長時間運動に順応し、体重も右肩下がりになります。

目指すは、週3回から、始めてみましょう。


小脳と大脳皮質の連携

小脳は、運動ニューロンの活動を調整していますが、小脳→運動ニューロン→筋肉というルートで、スキルが、発揮される訳では、ありません。隣接する小脳と大脳の大脳皮質は、互いに連絡しあって、情報をやり取りするループがあり、小脳と大脳皮質との連携プレーで運動が行われています。

例えば、記憶されている運動プログラムの実行命令を下すのは、大脳皮質のほぼ真ん中にある一次運動野です。一次運動野は、運動ニューロンと接続しており、筋肉の動きを、ダイレクトに司ります。



さらに、一次運動野の少し前方にある運動前野は、目から入力された視覚情報などを、取りまとめて小脳に伝えています。そしてドリブルをしようか?とか、楽器を、こんな風に演奏しようか?といった運動の実行を最終的に決断しているのは、額の奥にあり、意思決定や価値判断を下す前頭連合野です。

運動神経が、良いというのは、小脳に完成された多くのプログラムがあって、小脳と大脳皮質の連携が、スムーズで、状況に応じた素早い精密プログラムが実施出来る能力のことを指しています。

運動ニューロンの伝達スピードを引き上げることは、出来ません。小脳に多くの運動プログラムをインプットさせたうえで、小脳と大脳の連携によって多彩なプログラムを的確に運用してやると、運動神経が、良いという状態になります。

小脳は、大脳の下部にあって、スキルを内部モデルとしてストックしています。小脳は、大脳皮質の一次運動野、運動前野、前頭連合野とをリンクしています。大脳皮質は、脊髄の連動ニューロンを始めとする各種ニューロンに情報を送っています。


やまおく体操 30日エクササイズ 28. 脚 座って片脚伸ばし腰曲げ体操

お尻の筋肉は、立った状態で、片足をうしろに持ち上げる、外側に脚を上げる、つま先を外側に捻る、つま先を内側に捻るの4つの動きが、複合して歩行の動きや、姿勢維持の機能を果たしています。



座って片脚伸ばし腰曲げ体操は、垂れ尻の原因でもある大臀筋・中臀筋・小臀筋のそのものの筋力低下と、骨盤の後傾を予防解消し、くびれが出来る、姿勢が良く見える、タイトなパンツやスカートがに合うようになる効果が、期待出来ます。



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