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このシーズン…

このシーズンは、有難いことに講演依頼をお受けします。まだ訪れた事の無い地方からのご依頼は、とても嬉しい。

先日の講演では、奇跡の人って言われ、ちょっとこそばゆい思いでしたが、長年、独自に研究・実践してきたものを体操やスポーツで表現して提供させて頂いて来て良かったです。僕と同じく運動嫌いが少しでも減って、将来の寝たきり期間の短縮させるお手伝いが出来ればと思っています…

新コロ感染者数がずっと低いままですので、この調子ですと、もっと行き来しやすくなりそうですよね。



歳を追う毎に誰もが記憶力の衰えを感じます。新しいことを学習することも、以前より時間がかかるようになります。加齢に伴い、記憶力と学習能力の減退が確かにありますね。

2014年に「30分の早歩きを週3日続けると脳萎縮を予防出来る。」でも述べましたが、脳は、脳容積の減少が始まるのとほぼ同時期に老化が始まります。

普通のもの忘れは、あくまで記憶が呼び出せないだけです。病気ではありませんが、本当に記憶がなくなり脳から消え去ってしまう場合は、認知症という病気です。

通常のもの忘れと認知症のもの忘れを比較すると、通常のもの忘れは体験の一部を忘れるだけですが、認知症の場合は体験の全部を忘れてしまいます。朝ご飯の内容を思い出せないのではなく、朝ご飯を食べたことを思い出せないのが認知症です。



認知症の場合は、もの忘れにとどまらず、時間や場所の見当がつかなくなる、暗算ができなくなる、簡単な道具が使えなくなる、手順を踏む作業も困難になるなど認知障害へと進行し、他人の介助なしでは社会生活が困難な状態になります。

厚生労働省の推計によると、65歳以上の高齢者の認知症患者数と有病率の将来推計についてみると、平成24(2012)年は462万人もの認知症患者がいらっしゃいました。

65歳以上の高齢者の7人に1人(有病率15.0%)でしたが、高齢化の進展に伴って、このまま推移すると認知症患者の数は、2025年には約700万人、5人に1人になると見込まれています。

様々な予防法も紹介されて来ましたが、結果に現れていないのが現状のようです。


孤独…

モーツァルトも、ベートーヴェンも、黒澤監督も、晩年は、世評が伴いませんでした。巨匠たちの創作レベルが落ちたという訳ではなく、むしろ高みに上ったがために、一般人に理解出来なくなったからです。

自分の価値を誰よりも知っているのは、自分自身。ある意味孤独ですね…

週末冷えるらしく、しっぽくが美味しい季節になりますね。



運動前に動ける準備をするために、ストレッチングを用いる方は、多いかと思います。ネコや犬は、そんなことしなくても大丈夫なのに、人は、しないと怪我をしたりするんじゃないのか?と思い込んでいらっしゃるのでしょうか?

以前、「レース前のストレッチで足が遅くなる…」で述べたことがあるように、ストレッチ等の伸ばす動作を用いる動きは、動ける状態を悪くする(運動機能の低下)可能性があります。

硬くなっている筋肉を伸ばすことで、伸ばした筋肉は、力が入りにくくなるという特性もあるからです。また、筋肉が硬い逆側の筋力に何かアクシデントがあったりもしますので、その状態で動こうとすると、主動筋以外の筋肉にストレスを与え、かえって動きが悪くする可能性があります(このことについては、長くなりますので、また復習を兼ねて、ご紹介します)。

では、運動前に行う準備体操は、どのようなものが良いのでしょう?

筋肉は、バネと同じですので、収縮・弛緩・伸張を繰り返すと、弾力性を取り戻すことが出来ます。リズミカルかつ、バウンディッグを伴うような体操です。

以下の方法を試してみて下さい…


1.軽くジョギング、もしくは早歩きをしてみましょう。



2.次に以下の体操をしてみましょう。

ヒジ引き体操



上体振り子体操



ヒザ屈伸体操



3.軽くジョギング、もしくは早歩きをしてみましょう。

最初のジョギングや早歩きと体操後のジョギングや早歩きを比べてみて下さい。身体が軽くなったでしょう?

準備体操とは、こんな感じのものを言うんだと思います。


学んで楽しむ…

お客様という生き方と、生徒という生き方があるとします。お金を払ってやってもらうのが、お客さんという生き方は、お客さん意識が強くなると不平不満ばかり噴出します。

一方、自分でやることで楽しみを見出すのが生徒という生き方は、便利になると、ついお客さん意識になってしまいます。お客さん意識になると、学べないし楽しめなくなるからシチュエーションによって使い分けたいですね…

蜂蜜じゃなくブランデーを付けて下さいました。



歳を取ると身体が硬くなります。

硬くなる原因は、簡単に言えば関節周辺が硬くなるのですが、歳を取って活動量が減ると、それだけ細胞に栄養が必要なくなりますので、血液量が減り、筋細胞が減り筋肉が痩せた状態になります。そうなると筋肉の弾力性が失われたり、血管が緊張したり、神経が緊張したりで、総合的に硬くなります。これが関節が硬くなるのメカニズムです。

身体の一部が硬くなる訳では、ありませんが、日本人は、ココが悪いという良い訳が欲しい人種なので、ある一部の関節が固まると動きがさらにぎこちなくなって、別の関節にも負担がかかり、その関節も固まることになると思われています。

いわば、歳を追う毎に硬くなるは、筋肉・血管・神経・皮膚等が上乗せ上乗せで柔軟性が失われ、錆びた自転車のようになっていくのです。



可動範囲が大きな関節で、他の関節に一番影響があるのは、股関節だと思われます。股関節が固ければ、膝や足首の関節も硬くなります。膝や足首の関節が硬くなると、逆にまた股関節も固くなり、肩関節も硬くなります。

この辺りは、やまおく体操をすることで、連動していることが体感出来ますね。

通常は、連動している意味(神経筋制御)をご存知なかった方が多かったので、末端から緩めていくか、体幹からゆるめていくか、と考えるようになったのでしょう。実際は、体幹の動きが良ければ、末端は、硬くなりません。

身体が硬いかどうかチェックする方法で一番分かりやすいのが、前屈チェックです。

前屈が出来ない理由は、股関節周りの筋肉が固まってしまっていること、太股のウラの筋肉が固くなっているせいと考えるでしょう。

しかし、基本的なやまおく体操をすると柔らかくなります。


ひじ引き体操
肩を覆う筋肉(三角筋)は、上半身の中で、比較的体積の大きい部位です。三角筋は、前部・中部・後部に分けられ、全て肩関節を動かすのに異なる機能を持っています。

肘引き体操では、前部・中部・後部の全ての部分を鍛えられます。肩関節周辺の可動域を広げ、日常生活だけでなく、あらゆるスポーツにもお役に立てます。目線より上に、腕をあげることが、少ない一般の方には、三角筋を鍛えることで、なで肩等も解消されますので、衣装を着られても、姿勢良く、健康的に見えます。

上体振り子体操
立って上体振り子捻り体操 は、立って上体振り子体操は、腹斜筋群・体幹を刺激します。特に腹斜筋群を大きく収縮、弛緩、 伸張をリズミカルに繰り返すことができるトレーニングになっています。

腹斜筋群は、一般的に腹筋と呼ばれる腹直筋と比べて普段から意識していない筋群であるため、立って上体振り子捻り体操を行いながら腹斜筋の使い方もマスターしていきます。

身体の軸を、しっかりキープ出来るようになるため、正しい姿勢の保持だけでなく、腰痛、背部痛の予防に効果的です。

片足クロススクワット体操
片足クロススクワット体操は、下半身の筋肉を中心に背筋や腹筋など全身の筋肉を効率よく鍛えることができます。片足をクロスさせることで、肩関節から腸骨までの距離の左右差が、少なくなり、腹斜筋(脇腹)も、一緒に鍛えるトレーニングです。

腹斜筋を鍛えることによってお腹の引き締めてくびれを作る効果があります。腹斜筋も筋肉なので、鍛え過ぎてしまうと発達しすぎてしまい、ウエストが、太くなる可能性もありますので、片足クロススクワット体操で、適度に刺激することで、引き締めに期待ができます。

身体の軸を、しっかりキープ出来るようになるため、正しい姿勢の保持だけでなく、腰痛、背部痛の予防に効果的です。



ですので、この考えは、間違えていることになりますね。その間違えた考えのもとストレッチやマッサージが横行しているため、何らかの原因で身体の不調に悩む方が増えたのかも知れませんね。いわゆるコレも自律神経失調の一種です。

太股のウラの筋肉は、いわゆるハムストリングスと呼ばれる大腿二頭筋です。日本人は、骨盤後傾が大半ですので、ハムストリングを使って動作をしていません。そのため、動きが固くなってしまいます。

そのため前屈チェックが苦手な人が存在するのでしょうね 笑。 


運動と脳の関係…

脳の疲れや衰えは、体力が落ちていることと相関しています。思考系と運動系の脳の領域は、とても近いところにありますので、身体を動かすことで、筋肉から脳に受け取った信号によって思考系も刺激されやすいことになります。

ですので、運動不足の人、身体の硬い人は、脳が疲れやすい傾向が見受けられます。脳を激しく使っていても、同じ領域ばかり使っていると、脳への新鮮な刺激がなく、マンネリ化して活性化しにくい状態になります。

発想力が乏しくなったり、やる気が起きなかったりなどの症状を現します。脳が疲れていると感じる時は、適度に休憩を取り、音楽を聴きながら体操をして身体を動かすなど、普段と異なる脳の領域に刺激がいくように工夫してみましょう…

残念ながら成績が伴わず沖縄に行けませんでしたが、クヨクヨしないで今週も頑張って行きましょう!と慰めてもらいました 笑。



男性と女性の血の流れは、異なりますが、女性は、静脈が血流を左右しています。男性は、脳梗塞・心筋梗塞・下の血圧が高くなる等の血液ドロドロが関係するもの。動脈に注目して血流を良くする必要があります。女性は、むくみ・下半身の冷えなどの静脈に注目して血流を良くすることが大切です。

体調が優れず、医療機関で心電図を取っても異常が見当たらない…、血液検査をしてもわからない…そんなご経験は、ありませんか?

動脈の血液量1に対して、静脈の血液量は、4倍あると言われていますが、静脈の健康を調べる方法は、ありません。最近では、性差医療と言う言葉もあり、同じ病であっても症状・治療・効果も男女差があることがあります。男性を基準とした病や治療法が確立されてきた背景もあるのですが、血流においても男女異なった方法で改善するのは、当然のことになりつつあります。

人の身体は、心臓から動脈を伝って身体の隅々まで血液を送り、筋肉の動きで静脈を伝って心臓に返っていきますが、筋肉量や活動量、また男女差によっては、戻りが悪くなり、血液が足に貯まりやすくなります。静脈を無視して血流を改善しようとしても、女性の場合は、無駄な努力になってしまいます。脳の血流を良くすると元気になりますから、血を作る→血を増やす→に続いて、静脈にも注目して、血流を良くするための過ごし方について一緒に考えていきましょう。


記憶…

記憶は、脳の海馬で作られ電気信号で脳内に留まります。ストレスによって別の信号が介入し、記憶の形成が阻害されると記憶が作られなくなります。

そう、コレが物忘れのメカニズム。また、コレを逆手に取って普段から記憶して行動を起こすのではなく、感じて反応するようにすると、記憶のデータ量が少なく頭が軽くなり作業時間も早まります。

物忘れは、ある意味幸せでもありますが、日本人には難しいかも知れません 笑…

この年頃になると脳の慢性的疲労によって老化してしまいますが、記憶の片隅に残して頂けるよう頑張ります!



人の身体は、心臓から動脈を伝って身体の隅々まで血液を送り、筋肉の動きで静脈を伝って心臓に返っていきますが、筋肉量や活動量、また男女差によっては、戻りが悪くなり、血液が足に貯まりやすくなります。

足に貯まった血を心臓に送り返すのは、歩いたり、しゃがんだり、立ったりで使う脚の筋肉の伸び縮みで行います。この作用を筋ポンプ作用と呼んでいて、筋肉の収縮と静脈の弁との共同作業によって、血液を心臓に送り返しています。

エコノミー症候群のメカニズムは、歩いたり、しゃがんだり、立ったりしない事で筋ポンプ作用による血液の送り返しがされず、血行が悪いために血栓が出来、詰まってしまって起こる病です。自分の脚で歩く…とは、とても奥が深く、大切なことなのですね。



血管が浮いてボコボコしたり、クモの巣のような血管が浮き出たりの下肢動脈瘤の多くは、脚の静脈の弁が壊れたりして血液が逆流してしまい、弁の下に血液が貯まった状態でもあります。下肢動脈瘤は、筋肉が痩せて弱り、血液を心臓に戻せなくなったことによって引き起こされます。

静脈の血液を心臓に戻しながら、足腰の筋肉を鍛えるには、高回数トレーニングがオススメです。30回…50回…70回…100回と連続でレッグプレスを行いましょう。また、外では、ウォーキングが良いのですが、通常の生活レベルより、少し強度の高い早歩きがオススメです。室内では、立って足踏み体操ですね。


普通のウォーキングより、早歩きの方が地面への接地時間を短くすることが出来、運動中の血液の滞りも少なく出来ます。

また、股関節伸ばし体操肩入れ体操肘打ち回し体操などの補強体操と一緒に行うと、早歩きで同じ距離・同じスピードであっても出力が下げられる効率の良いカラダの使い方が出来るようになりますので、是非お試し下さい。


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