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認知機能を高める睡眠法

例え寝たとしても朝起きた時に、寝たはずなのに、全然疲れが取れていない事があります。魂は、夜、肝に隠れる…ヒトは、眠っている時に血の中に精神を漬けて疲れを癒しています。血が足りなくなると、魂は、隠れる事が出来ずにさまよい出てきてしまいます。これが夢を見る状態です。

適度な夢なら良いのですが、あまりに夢をたくさん見るようだと夜間に精神を回復させる事が出来なくなり、精神状態も悪くなってしまいます。



脳は、睡眠中にレム睡眠とノンレム睡眠を繰り返しながら睡眠中に休んでいます。レム睡眠の時は、記憶の整理。ノンレム睡眠の時は、完全に休んでいます。

ノンレム睡眠の間、脳は、休んでいますが、脳で使われるエネルギーは、起きている時と変わりません。起きている際に細胞からの老廃物の排出が出来ないため、ノンレム睡眠時に脳のデトックスが行われています。

細胞からの老廃物は、血液に直接流れ込むのではなく、リンパ管に流れてから血液に取り込まれますが、脳には、リンパ管がありません。脳は、ノンレム睡眠時に脳細胞を小さく縮めてスペースを作り、脳脊髄液を満たすことでリンパ管の代わりをしています。老廃物を集めて脳をめぐる血管へと排出しています。

老廃物を出す大掃除が出来て初めて、脳は、元気に活動する事が出来ます。徹夜や睡眠不足は、実は、脳に老廃物が貯まりっぱなし状態なのですね。翌日のボ~とした状態や効率が下がるのは、その性だったのです。

ちなみに脳のデトックスが出来ていないと、アルツハイマー型認知症の方の脳に多い老廃物アミロイドβタンパク質がたくさん蓄積してしまいます。睡眠サイクルをリセットして正しい睡眠サイクルを取り戻しましょう。


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