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苦戦の総合型フィットネスクラブ、新顧客開拓へのサービスの変遷 Ⅰ

僕が、大学を卒業する前は、バブル絶頂期で、就職活動で企業訪問を行うと、交通費を支給して頂いたことがあります。数社受けると、数回分の飛行機代を負担してくださるので、都内に一回出て、数社回ると、お小遣いとしてお金が残る時代でもありました。その後、調子にのって、大学院へ進み箔をつけようと嫌らしい気持ちで、進学したのですが、地価の下落が始まったのは、1991年。景気が、明らかにおかしくなったなと実感できたのは、1993〜1995年ぐらいからだったと思われます。実際株価だけで見ると、既に1989年末をピークに下がり続けていた。不動産がうまく転がらなくなったからといって、その瞬間企業が即死するわけじゃなく、銀行から借りられなくなっても、まだまだ農協マネーをバックにつけている住専や長銀からは資金を借りられていたことから、全体的に資金繰りが苦しくなってきたのは、不況の実感が、徐々に追いついてきた頃、タイムラグが1~2年かかったという感じです。



当時のフィットネスクラブは、プール・ジム・スタジオの3種の神技を備えた総合型スポーツクラブが、主でしたが、建て替えの時期を迎えたのと、新規顧客開拓のためのサービス拡充に苦戦を強いられています。フィットネス市場は拡大していますが、24時間営業の小型ジムなどに、若者の会員を奪われたり、トレーニング指導の動画配信など、優秀なインストラクターやトレーナーが、独自のノウハウをパッケージ化して、新たな収益源を模索するなど、苦戦が続いています。


日本生産性本部によると17年の市場規模は、過去最高の4610億円で5年前に比べ12%増えています。しかし、総合型フィットネスクラブが主力の各社は波に乗れていないのが、現状です。最大手のコナミスポーツクラブの17年度の売上高は、前年度比約4%減。日本テレビホールディングス傘下のティップネスや東急不動産系の東急スポーツオアシスも微増に止まっています。



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