早歩きのススメ ⅩⅧ
| 運動
ランナーとウォーカーの高血圧リスクを比較検証したデータに、
強度にかかわらずランナーの方がウォーカーより軒並み低かったとありました。
平均6年間のランニング経験を持つヒトの心疾患や脳卒中などの死亡リスクは、5割低下しています。
ランニングは、対象が限られますが、継続的な早歩きで生活習慣病のリスクを低くすることが出来ます。
| 運動
ランナーとウォーカーの高血圧リスクを比較検証したデータに、
強度にかかわらずランナーの方がウォーカーより軒並み低かったとありました。
平均6年間のランニング経験を持つヒトの心疾患や脳卒中などの死亡リスクは、5割低下しています。
ランニングは、対象が限られますが、継続的な早歩きで生活習慣病のリスクを低くすることが出来ます。
| 脳・神経
筋肉は、脳の命令を伝える運動神経の刺激で動くと表現されていたために運動神経が存在すると誤解されてきましたが、実は、運動神経というものは、存在しません。
運動ニューロンは、脊髄から全身に広がり、末端で枝分かれ(神経終末)し、自らの意思で動かせる骨格筋まで伸びています。それによって、骨格筋は、収縮・弛緩・伸張をコントロール(制御)されています。ちなみに、お腹側を通る服内側系は、体幹。背中側を通る背外側系は、手足動きを制御してます。
身のこなしの巧みさや、スキルの上達に関わっているのは、運動ニューロンではなく、小脳と大脳です。小脳は、大脳の10分の1程なのに、1000億個以上と大脳よりも多くの神経細胞から構成されています。
サッカーや、バスケットボールのドリブル、自転車の乗りこなし、楽器の演奏などの動きは、慣れれば、無意識で動かせますが、姿勢や重心をこまめに制御し、手足を協調してタイミングよく動かす複雑な情報処理が、欠かせません。
小脳には、このデータ処理のプログラムが書き込まれています。脳科学では、小脳に保存されているこれら一連の動きを内部モデルと呼んでいますが、内部モデルが、良し悪しによって、スポーツの上手い下手に別れているのだと思います。
| やまおく体操
足横振り体操は、股関節の筋肉大殿筋、中殿筋、小殿筋、内転筋、腸腰筋、大腰筋を刺激出来ます。
普段の生活の中でこのように脚を横に開いて持ち上げるような外転動作は、ほとんどしていませんが、歩行など日常的な場面で中殿筋の外転力が作用しています。左右に、頭が、グラグラ揺れながら歩いている人は、足横振り体操によって、中殿筋を、うまく働かせるように出来ます。
| 運動
運動強度を徐々に上げていくと、
最大酸素摂取量が得られる運動強度を100%とすると、
約60%強度前後(血液中の乳酸が増え始めるLTの少し手前)のレベルになると、
脳の運動野と前頭前野の血流量があるところでドッと増えます。
その強度を超えると脳の血流量は、逆に少なくなりますが、
早歩きでは、理想と創造を司る前頭前野の血流量が増し、
良いアイデアも浮かぶのでは?と考えられています。
