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運動による認知機能予防改善について…Ⅲ

認知機能の低下は、認知症に繋がるので、認知症予防や認知症の症状悪化を防ぐためにも、
脳を働かせるという事は、非常に大事なことなのですが、認知機能の低下を防いだり、
改善させるソフトがありますが、鍛えていても衰える前頭前野の暗記や計算などの
流動性知能を刺激するものしかありません。



・認知機能を高める呼吸法
あまりやり過ぎるとよくありませんが、大きく深呼吸をすると、カラダが温まります。
血が不足しているヒトは、血流が悪いために酸素が届かず、全身が軽い酸欠状態になっています。
そのため、深呼吸をするだけで、酸素が全身に巡りら細胞の新陳代謝が良くなり、カラダが温まります。

脳にある扁桃体は、恐怖やストレスを感じる中心だと考えられています。
強い不安や恐怖を感じ取ると扁桃体が過剰に働き、全身にストレスホルモンを大量に分泌させます。
この状態が長く続くと脳の神経細胞に栄養が届かなくなり、脳の萎縮や意欲の低下につながります。

扁桃体の脳波と呼吸は、関連していて、不安が強くなると扁桃体の波形と呼吸が同時に早くなります。
逆に自分の意思で呼吸をゆっくりペースで行うと、扁桃体の脳波が鎮って、不安が和らぎます。

オススメの呼吸法は、お腹でする腹式呼吸と胸でする胸式呼吸の両方を一回の呼吸で同時に行う完全呼吸法です。
吸う;吐くの割合は、1;2。目安は、吸うのを4秒、吐くのを8秒です。
呼吸は、吸うときに交感神経が優位になり、吐くときに副交感神経が優位になりますので、吐く方を長くしています。

完全呼吸法は、一日中何時でも良いのですが、睡眠の質を劇的に高めるために寝る前に行なってみましょう。
一日のココロとカラダの疲れをリセット出来、リラックス効果も高まります。
寝る前に床で横になり、三回程度の完全呼吸を行い、後は、自然の呼吸を行います。


運動による認知機能予防改善について…Ⅱ

認知機能の低下は、認知症に繋がるので、認知症予防や認知症の症状悪化を防ぐためにも、
脳を働かせるという事は、非常に大事なことなのですが、認知機能の低下を防いだり、
改善させるソフトがありますが、鍛えていても衰える前頭前野の暗記や計算などの
流動性知能を刺激するものしかありません。



・認知機能を高める食事法
脳の重さは体重のたった2%%にすぎません。
それに対して、エネルギーは身体の20%も必要になります。
脳を働かせるには、まず栄養が必要です。糖分の摂り過ぎも良くないですが、全く摂らないのも脳には良くありません。
中年期以降は、無理なダイエットなどはしないようにしましょう。
また生活習慣病によって脳血管に障害が起こり、認知症が引き起こされる事もあります。
出来るだけ、バランスの良い食生活を心掛けましょう。

・認知機能を高めるトレーニング法
認知機能を鍛えて効果が期待出来るのは、前頭前野の結晶性知能。過去の経験と経験を結びつけたり、
組み合わせたりして刺激することで予防・改善に繋がります。
認知機能予防改善目的の運動処方では、
貴方のカラダの動きのやり難い部分を専用マシンや体操を使ったサーキットトレーニングで刺激・学習させます。


・認知機能を高める睡眠法
例え寝たとしても朝起きた時に、寝たはずなのに、全然疲れが取れていない事があります。
魂は、夜、肝に隠れる…ヒトは、眠っている時に血の中に精神を漬けて疲れを癒しています。
血が足りなくなると、魂は、隠れる事が出来ずにさまよい出てきてしまいます。これが夢を見る状態です。

適度な夢なら良いのですが、
あまりに夢をたくさん見るようだと夜間に精神を回復させる事が出来なくなり、精神状態も悪くなってしまいます。

脳は、睡眠中にレム睡眠とノンレム睡眠を繰り返しながら睡眠中に休んでいます。
レム睡眠の時は、記憶の整理。ノンレム睡眠の時は、完全に休んでいます。

ノンレム睡眠の間、脳は、休んでいますが、脳で使われるエネルギーは、起きている時と変わりません。
起きている際に細胞からの老廃物の排出が出来ないため、ノンレム睡眠時に脳のデトックスが行われています。

細胞からの老廃物は、血液に直接流れ込むのではなく、
リンパ管に流れてから血液に取り込まれますが、脳には、リンパ管がありません。
脳は、ノンレム睡眠時に脳細胞を小さく縮めてスペースを作り、
脳脊髄液を満たすことでリンパ管の代わりをしています。
老廃物を集めて脳をめぐる血管へと排出しています。

老廃物を出す大掃除が出来て初めて、脳は、元気に活動する事が出来ます。
徹夜や睡眠不足は、実は、脳に老廃物が貯まりっぱなし状態なのですね。
翌日のボ~とした状態や効率が下がるのは、その性だったのです。

ちなみに脳のデトックスが出来ていないと、
アルツハイマー型認知症の方の脳に多い老廃物アミロイドβタンパク質がたくさん蓄積してしまいます。
睡眠サイクルをリセットして正しい睡眠サイクルを取り戻しましょう。


運動による認知機能予防改善について…Ⅰ

脳には、
 ・記憶する
 ・時間や場所を認識する
 ・計算をする
 ・読み書きをする
 ・言葉を話す
 ・道具などを使いこなす
 ・物事の善し悪しを判断する
 ・出来事などを理解する…

などの機能があり、これらを認知機能と呼んでいます。



脳は、生まれてから20歳頃までどんどん発達しますが、20歳を超えると発達は止まってしまいます。
発達が止まった脳は、歳と共に少しずつ小さくなり、物事を理解したり判断したりする機能は、
80歳くらいまで低下はしないとされていますが、認知機能は、徐々に低下していきます。

脳が働くには、たくさんのエネルギーが必要です。
そのため、脳が働いている時には、たくさんの血液が脳に流れ酸素と糖が運ばれます。
たくさんの血液が流れる事で、脳の機能の低下を防ぎ、若々しさを保っていられます。
逆に、脳を働かせていなければ、血流も悪くなり、脳の栄養である酸素や糖が運ばれず、
認知機能も低下してしまうという事になります。

認知機能の低下は、認知症に繋がるので、認知症予防や認知症の症状悪化を防ぐためにも、
脳を働かせるという事は、非常に大事なことなのですが、認知機能の低下を防いだり、
改善させるソフトがありますが、鍛えていても衰える前頭前野の暗記や計算などの
流動性知能を刺激するものしかありません。


早歩きがクスリになる

ランナーとウォーカーの高血圧リスクを比較検証したデータに、強度にかかわらずランナーの方がウォーカーより軒並み低かったとありました。



平均6年間のランニング経験を持つヒトの心疾患や脳卒中などの死亡リスクは、5割低下しています。ランニングは、対象が限られますが、継続的な早歩きで生活習慣病のリスクを低くすることが出来ます。


脳の血流量が増して、頭が冴える

運動強度を徐々に上げていくと、最大酸素摂取量が得られる運動強度を100%とすると、約60%強度前後(血液中の乳酸が増え始めるLTの少し手前)のレベルになると、脳の運動野と前頭前野の血流量があるところでドッと増えます。



その強度を超えると脳の血流量は、逆に少なくなりますが、早歩きでは、理想と創造を司る前頭前野の血流量が増し、良いアイデアも浮かぶのでは?と考えられています。


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