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寒い時に熱を作る仕組みについて…Ⅵ

鳥肌のメカニズム
犬や猫のように体毛が豊富にある動物では、寒さを感じた時に脳からの指令で(交感神経が優位になり)立毛筋を収縮させて毛を立てると、ちょうど厚手のコートを着るのと同じように断熱の効果が高まり、体温が逃げにくくなります。


人間でも同じように体毛が立つ反応が残っているのが鳥肌です。残念ながら体毛が少ないため、人間の鳥肌には犬や猫のような断熱の効果はほとんどありません。



体毛によって寒さをしのぐ必要性が失われた今、人の体毛は退化し体を守るという本来の役割を果たせない状態になっています。しかし、日常的に鳥肌が立つような環境に置かれれば、立毛を引き起こす交感神経の反応が、発毛や育毛を司る毛包幹細胞の活性化にも影響を与えますので、ひょっとしたら体毛の発達が促される可能性はあります。

体毛が濃くなっても良ければ、ぜひ試してみてください。鳥肌が立つメカニズムが、世の多くの方々を悩ませる薄毛問題を解決する日が来るかも知れません。


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