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寒い時に熱を作る仕組みについて…Ⅳ

顔色が悪くなったり手足が冷たくなる
血液循環は自律神経によってコントロールされています。興奮したときに顔が赤くなるのは、心臓の働きを支配している自律神経の1つである交感神経が強く働き、心拍数が上がって血液の流れが一時的に活発になるからです。また緊張したときは、皮膚の交感神経が強く働き、顔の毛細血管が収縮するため、顔が青ざめます。

寒い時に体温の低下を防いだり感染した時に体温を効率よく上げたり(発熱)するための仕組みとして、熱を逃がさないようにする反応があります。皮膚表面近くの血管を収縮させて血流を低下させ、体内に血流を集め、外に熱が逃げるのを抑えています。顔色が青白くなったり、手足が冷たくなったりするのは、この仕組みによるものです。



体温が35℃台という低体温の人が増えていますが、お風呂に入らずシャワーで済ます習慣や運動不足、冷暖房の効いた良い環境に居るなど、身体を冷やす食品の摂取、過度なダイエットによるエネルギー不足、ストレスなどが原因と考えられています。身体が冷えると顔の皮膚の血管が収縮して血流が悪くなり、顔色が悪くなります。



漢方医学に『万病一元、血液の汚れから生ず』という言葉があるように、顔から血液の状態、さらには病気のサインが読み取れることも少なくありません。


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