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背骨の健康を考える Ⅰ

ご機嫌いかがでしょうか?

今日は、背骨の健康について…
背骨は、ヒトにとって大黒柱であり、大切な機能を果たしています。無理して負担をかける生活を強いると、歳を取り、筋肉が痩せてくると、様々なカラダの不調に見舞われるようになります。四つ足歩行が二足歩行になったという説がありますが、もしそれが本当であれば、背骨と骨盤の働きにも違いが出て来たと考えられます。


魚の背骨は、全体にほぼ同じ形の椎骨が重なっていて、全身を波立たせて泳ぐのに適した骨格であることがわかります。丘に上がって地上での暮らしに適応する中で、頚椎や腰椎などの肋骨のない部分が生じました。肋骨がない部分は、よく曲がりますので、首を大きく動かして視野を広げたり、腰を前後に曲げ伸ばしして地面を疾走出来るようになっていったのだと思います。


直立姿勢になったことで、背骨への負担が増大し、首や腰に負担が集中したと考えられます。コレが、首コリや腰痛の原因だと考える説もあります。四つ足歩行だった頃の背骨は、梁のように胴体を横に貫き、内臓がぶら下がっていましたが、直立姿勢になることで、背骨が柱となり、内臓の重さを支えるために、骨盤がボール状になったのではとまで言われています。このような進化に関しても、脳・脊椎の制御や抑制によって何らかの作用をきたし、神経筋制御に沿って退化や進化を遂げてきたのでは?と考えられるところもあります。


アクアマン

2018年アメリカ合衆国のスーパーヒーロー「アクアマン」



アバターを超えるCG作品。出来れば、4DXで鑑賞したかったです。ストーリーや構想自体も、とても良い作品です。テーマも家族愛で好感が持てます。続編が、あれば、必ず、見に行きます。


運動神経を刺激する Ⅰ

子供の頃から体育が苦手科目。大人になってからスポーツに挑戦するなんて今さら…。そんな悩みを抱かえる方々へ、今からだって遅くありません。やまおく体操を通じて、運動神経を一緒に刺激してみましょう。

運動神経が悪いとは…
実は、運動神経というものは、存在しません。筋肉は、脳の命令を伝える運動神経の刺激で動くと表現されていたために運動神経が存在すると誤解されてきました。運動ニューロンは、脊髄から全身に広がっており、末端は、枝分かれして神経終末となり、自らの意思で動かせる骨格筋まで伸びており、収縮・弛緩・伸張をコントロール(制御)しています。お腹側を通る服内側系は、体幹。背中側を通る背外側系は、手足動きを制御しています。スポーツが下手なヒトは、身のこなしの巧みさや、スキルの上達に関わっているのは、運動ニューロンではなく、小脳と大脳。小脳は、大脳の10分の1程なのに、1000億個以上と大脳よりも多くの神経細胞から構成されています。サッカーやバスケットボールのドリブル、自転車の乗りこなし、楽器の演奏などの動きは、慣れれば無意識で動かせますが、姿勢や重心をこまめに制御し、手足を協調してタイミングよく動かす複雑な情報処理が欠かせません。このデータ処理のプログラムが書き込まれているのが、小脳。脳科学では、小脳に保存されているこれら一連の動きを内部モデルと呼んでいます。



小脳と大脳皮質との連携に磨きをかける…
小脳は、運動ニューロンの活動を調整していますが、小脳→運動ニューロン→筋肉というルートでスキルが発揮される訳ではありません。隣接する小脳と大脳の大脳皮質は、互いに連絡しあって情報をやり取りするループがあり、小脳と大脳皮質との連携プレーで運動が行われています。例えば、記憶されている運動プログラムの実行命令を下すのは、大脳皮質のほぼ真ん中にある一次運動野。一次運動野は、運動ニューロンと接続しており、筋肉の動きをダイレクトに司ります。さらに、一次運動野の少し前方にある運動前野は、目から入力された視覚情報などを取りまとめて小脳に伝えています。そしてドリブルをしようか?とか、楽器をこんな風に演奏しようか?といった運動の実行を最終的に決断しているのは、額の奥にあり、意思決定や価値判断を下す前頭連合野です。運動神経がいいというのは、小脳に完成された多くのプログラムがあって、小脳と大脳皮質の連携がスムーズで、状況に応じた素早い精密プログラムが実施出来る能力のことを指します。


左右する小脳と大脳を鍛えると、運動神経が格段と良くなる
運動ニューロンの伝達スピードを引き上げることは、出来ません。小脳に多くの運動プログラムをインプットさせたうえで、小脳と大脳の連携によって多彩なプログラムを的確に運用してやると、運動神経が良くなります。小脳は、大脳の下部にあって、スキルを内部モデルとしてストックしています。小脳は、大脳皮質の一次運動野、運動前野、前頭連合野とのリンク。大脳皮質は、脊髄の連動ニューロンを始めとする各種ニューロンに情報を送っています。


姿勢と重心を正しく保つ予測的姿勢調節機能
運動神経が必要なのは、スポーツや楽器演奏といった高度なスキルが求められる場面ばかりではありません。グラつかづに立ったり、初めの一歩を歩みだしてまっすぐ歩くといった何気ない動きの背後にも、小脳と大脳皮質との連携プレーが、活躍しています。姿勢維持で大切な機能の1つに予測的姿勢調節があります。例えば、机に置いたペットボトルを右手で取って、立ったまま飲む動作について考えてみましょう。片腕の重さは、約4〜5キロ。右腕を前に差し出すだけでも重心の位置は、前になるはずです。ペットボトルを持つと更に重心が前に振られます。それでも倒れないのは、腕を伸ばす前に、重心が前へ移動しても平気なように体幹や下半身の筋肉を適度に制御・抑制するからです。これが予測姿勢調節であり、その一連の命令も小脳が深く関わっています。スポーツでは、ペットボトルを手で取るよりも遥かに複雑な動作を組み合わせていますので、予測姿勢調節は、一層重要になります。フィードフォワードでは、ボールを投げたり、打ったり、蹴ったりする動作の中では、手足が力を発揮する直前に、体幹がガチッとあんていします。これが、フィードフォワードの典型的な例です。体幹が安定してから、手足等への末端へ、鞭をしならせるように力(パワー)を伝えています。


温泉の浮力・水圧・温度について

温泉療養には、休養(1~3日程度滞在して、疲労やストレスを取り除く)と、保養(1週間程度の長期滞在によって、さらに健康の維持と増進をはかる)、医療(温泉病院などで医師が慢性疾患に対処する)の3つの機能があります。

では、温泉の何処に、ココロとカラダの健康を増進させる効果があるのでしょう?



浮力・水圧・温度…

お湯に入ることで、浮力が働き、水中で感じる体重は、約1/9になります。浮力によって、全身を支えていた筋肉の緊張がほぐれます。

また、水圧がカラダにかかることによって、マッサージ効果があり、血行が良くなります。温めのお湯は、副交感神経を優位にしてリラックスを誘い、熱めのお湯は、交感神経を優位にしてココロとカラダを目覚めに導く効果があり、温度も重要になってきます。


温泉療養と温泉の効果

ココロとカラダの健康を増進させるために、温泉を活用しようという考えは、世界各地に古くからありました。映画テルマエロマエをご覧になられた方は、ご存知だと思いますが、イタリアも日本と同じ火山国。全土に湧き出る温泉は、なんと2000を越えると言われています。

日本でも美肌効果・冷え性改善・リウマチ治癒など、その効果を掲げる温泉が数々ありますが、イタリアでは、皮膚病・喘息・結石にまで効くと謡われる名湯がいくつもあります。その多くは、数百年前に診療所としてオープンし、専属のドクターが常駐する温泉療養施設として存在し、保険が適応されています。



日本でも、随分と前から科学的な見地で温泉効果を検証し、健康のために積極的に取り入れようという動きも活発になりましたが、温泉療養は、確定申告の際に医療費控除の対象となる施設があるだけで、まだ保険適応になっていません。

温泉療養には、休養(1~3日程度滞在して、疲労やストレスを取り除く)と、保養(1週間程度の長期滞在によって、さらに健康の維持と増進をはかる)、医療(温泉病院などで医師が慢性疾患に対処する)の3つの機能があります。


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